議会のお仕事

もえ議員

「議員のお仕事って、普段なにやってるの?」
とたずねられます。
皆さんの目に映る活動すべてが、それにあたるのだと思いますが、
中でも、核となる「議会」での活動について、
ご紹介していきます。


無人島では不要だが、私たちは1人では生きていけない。
立場の異なる人と一緒に社会をつくるために、政治がある。
互いの現在地を共有し、歩み寄って解を見出す。
絶対解ではなくても最適解を見つける。

ヴォルテール(Voltaire)|
「私はあなたの意見には反対だ、
だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る。」

対決ではなく「対話」を紡ぐ場。
議会活動の記録です。
(政策・課題・発言の一覧など。)


尾張旭、その先へ。
信頼される、安心の政治へ。

議会での発言一覧

過去の議会での発言を掲載しています。

2022年1月19日

「令和の母子手帳」研修会|参加レポート(1月18日分・時差ですみません💦)

レポートが埋もれていました💦
時差投稿失礼します。

 


\YouTubeライブで参加しました/

1/18(火)「令和の母子手帳」にアップデート

◆(国会)超党派ママパパ議員連盟
◆(地方議員)出産議員NW・子育て議員連盟

合同研修会
_______________

 

▶母子保健手帳改正

省令様式(全国共通)
&任意様式(各自治体の判断)の
2022年改正に向けて、
厚生労働省が関係各所に
ヒアリングした結果について

 

○厚生労働省 子ども家庭局 母子保健課
.山本圭子課長 の報告

○意見交換

____________

事前に提出した意見・要望

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◆手帳の名称について

 

「母子」という表現から
反射的に「父子」「親子」として
思考してしまいがちですが、

内容から考えて、
「母体」+「子どもの発達台帳」であることを
きちんと共有してほしい。

 

・・・・・・・

 

◆手帳の内容について

 

□現状の確認

母体の状況ー胎児の状態ー誕生
ー予防接種記録ー発育状況 等
についての記録ができるようになっています。

 

□盛り込んで欲しい内容について

①「産後の母体」への観察記録の視点について

 

・ 現状は、
産んだ直後から「母体」としての役割が終了し、
手帳の内容は、
専ら「子」の発育記録のみとなっています。
産褥期の母体へのケアについて
「健康管理」するためのページ構成が
不在であることを、補う仕組みが必要です。

 

・出産は全治8ヶ月の重症
という表現もあるくらいで
産後の産褥期をきちんとケアすることが、
更年期につながる女性の体の健康に
大きく影響するにもかかわらず
「私がこの小さな命を守らなくちゃ」と
気持ちが高ぶる中、
母親自身のケアは後回しになりがちです。
自分自身を大切にすることにさえ
抵抗を感じてしまうのが実情であり、
産後ケアの視点を定着させ、
本人やその家族をはじめ、
産後の母体に配慮できる社会を
育んでいきたいと考えます。

 

②家族みんなで子育てをする
社会醸成の役割について

 

・別冊型の父子手帳を
併用配布している自治体もあります。

 

・母子手帳は、
「母体」となる母が持ち歩く傾向にあるため
父子手帳は、父親にとっての
産前パパママ教室等の参加記録など、
当事者意識を持つきっかけづくりにも
活用されています。

 

③子どもの発達台帳の役割について

 

・愛知県小牧市では、
「生と性のカリキュラム」という冊子があり、
その冊子と連動して
親子手帳(母子手帳)の内容も独自の編成として
小学生以降も記録できる内容になっています。

 

○「生と性のカリキュラム」を構成しているような、
子どもの発達の延長に、
乳幼児~思春期の体の発達や変化まで
つながりを持った教育環境の提供も、
共に拡がるといいなと思います。

 

○手帳の守備範囲も、このように、
成人までをカバーするのもいいなと思います。

 

・自治体独自の編成の際には、
配慮が必要なケースもあります。

 

例えば、
発達過程の情報ページに
「思春期に、異性を好きになる」
という表現の手帳も事例としてあり、
多様なジェンダーが想定されていないため、
改める必要を感じます。

 

そういった事例の共有なども
必要と思います。

 

・・・・・・・

 

◆手帳の形体について

 

世帯として考えると、
現状1冊となっている母子手帳について、
その表現を「親子」手帳とすることで、
多様な家族の在り方に配慮する
いう発想も理解できますが、

 

①子の健康観察記録

②母体の産前産後記録

③家庭全体で子育てをする社会醸成のために
父親の当事者意識を育む

④母体+子のケアのための
知識&子育ての心得など必要な情報

 

という、4つの要素を考えると、
1冊に盛り込むことで分厚くなり、
更には多胎・多子世帯にとっては
負担が増えてしまうことも想定し、

 

4つの要素を1~3冊程度の
別冊で一帯となるような構成も
ありかなと感じます。

 

・・・・・・・

 

◆手帳の活用について

 

現状は、
記録のためにページを開きますが、
情報ページは配られて終わりとなってしまうため、
情報や手帳自体を活用するための教室など、
パパママ教室の充実と共に
活用のための仕組みづくりも
セットで必要だなと思います。

 

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手帳の望ましい在り方や内容構成、

更には母体を含め周産期への
社会全体の理解を育み

「出産+子育て」が
「個人的なこと」から「社会的なこと」へと

包容力ある空気の醸成に
寄与されることを心から応援しております。

 

一読いただきまして、ありがとうございました。

 

 

※我が家の4冊は、
第1子から第4子まで6年間の間に
自治体による、その時々の変化がありました。