元気日記

元気日記

2007年12月8日

右でも左でもない。平和を願う一国民にすぎない。

正面から向き合う。
右でも左でもない。
平和を願う一国民にすぎない。
チャップリンの言葉です。
私は、昨日の議場でも
市に平和事業を具体的に行う提案をしたり、
自衛隊が訓練で市内を銃剣を担ぐだけでなく
引き金に手を当てた持ち方(いわゆる戦闘態勢)で
市街地を通行した事に対して
市の考えを聞いたり、
市民は嫌悪感や恐怖感を持っているけれど
どのようにそれらの声に向き合うのかと
尋ねたりしました。
すると、巷では
「自衛隊の訓練に反対した大島もえは○○党か!?」
という話だけが広まり、
当日の自衛隊の状況がどのようであったかは
伝わっていっていない様子がきこえてきました。
厳密には、
訓練に反対したのではなく、
銃の携行による市街地行進に
疑問を表しました。
また、
その状況を伝えた
一般の市民の方は、
一様に恐怖感や嫌悪感を見せられたのも、
事実なのです。
平和を維持構築していこうという事が、
タブー視されているかのような
この社会の状況に息苦しさを感じますが、
声も上げられない人たちの事を考えると、
私は
「代弁者」として
これからも務めていこうと改めて心に思います。
私は未だ、
肉体的にも精神的にも、
誰にも侵略されていない
(人権が守られている)
それだけで
幸せなのだと言い聞かせて、
これからも
「事実」を伝え、
ただ「事実」からのみ、
市民の皆さんにそれぞれ感じていただき、
意見表明していただければありがたいなあと思います。
以下、質疑の内容抜粋です。
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5.市内での銃器携行と平和の維持構築について
11月27日火曜日、
自衛隊第35普通化連隊重迫撃砲中隊が約100名で
守山駐屯地から瀬戸までの往復訓練の際、
尾張旭市内を往復縦断しました。
目的は守山駐屯地司令職務室広報室によると、
1)災害や暴動の際の出動に備え、警備隊区の地形や道路を把握する。
2)徒歩訓練
だそうです。
事前に市の行政課まで通知がありました。
毎年行われていたようですが、
昨年までは、通知文書はなく電話一本でのお知らせであり、
経路も矢田川河川敷を通過していたとのこと。
今年は初めて、
市体育館の東側の通りを南北に歩道を行進して
通過していきました。
携行品等は、
89式小銃×99 銃剣×99 拳銃1 と
通知書に記載されています。
当日私も現地で確認したのですが、
散歩中の方、子どもの手を引くお母さんなど、
通行の市民の方は一様に、
違和感と恐怖を口にされていました。
そして、
目撃した市民の方からメールの問合せもいただいております。
災害時を中心とする訓練ならば、
銃を持つ必要はないのでは?
と尋ねたところ、
災害時に運ぶ物を持っていないので、通常装備で行っている、
とのこと。
訓練上身体への負荷として銃剣が適当との見解であったけれど、
ただ肩に担ぐかと思いきや、
引き金に手をかけての行進でした。
(写真の通り)

単に銃器の携行というだけではなく、
通知文書だけでは知りえない事実であり、
その様子は臨戦体制であると見て取れました。
そのような必要性があるのか、
市はどこまで自衛隊の計画に理解を示し、
今日に至るのか。
市は、通知をもらうけれども、
許可は警察や河川管理者である県が出すのであり、
いわゆる合法ではありますが、
市民生活の現場に
「銃器を携行した」自衛隊が
訓練理由に通行することについて、
市のとるべき役割として、以下、お伺いします。
(1)11月27日火曜日に行われた自衛隊による
徒歩行進訓練及び警備隊区の地形把握について市の関わり方について
 
当日どのような形で訓練されているか確認したでしょうか、おたずねします。
したならその感想を、しなかったなら、その判断の根拠をお伺いします。
(2)市内での「銃器携行」についての市の考え
地方分権時代の尾張旭市の役割として、以上述べましたように、
市民の方々の気持ちを関係機関に伝える使命があると思いますが、
どのように対処されましたか。
 
(3)「災害対策」の中の「戦争を未然に防ぐ」ことへの施策
戦争が天災ではなく人災である以上、
武力攻撃から市民を保護する最も有効な方法は、
戦争を未然に防ぐことであり、
その活動は、すべての人にとって必要性を共有できるものであると考えます。
 H18年決算書中にも、款9消防費 項1消防費 目4 防災費に
国民保護協議会委員報費153,600円が計上されている様に、
「防災」の中に、武力攻撃からの国民の保護が位置づけられるならば、
(私としては、この国民保護法はじめとする有事法制に賛成しかねる立場ではありますが、)
「戦争を未然に防ぐ」ことへの施策として、
平和事業や平和協力、平和に関する啓蒙、有事を回避するための努力について、
当市の施策の位置づけを伺います。
 市長は、先の10月17日に行われました
尾張旭市戦没者追悼式においての式辞を以下のように結んでいます。
 私たちすべての世代の人々が 
 悲しみの歴史を繰り返さないとの決意を新たにするとともに 
 戦没者の方々が かけがえのない命をもってしめされた 
 戦争の悲惨さと平和の尊さを 
 風化させることなく次の世代への語り継ぎ 
 希望に満ち溢れ 健康で心豊かな平和な社会を未来永劫に実現していくことが
 私たちに課せられた使命であると信じ 
 全力を尽くすことをここに誓うものでございます
 「風化させることなく次の世代へ語り継ぐ」具体的な施策をお伺いします。
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それまで一貫して、
「平和への取り組みは国の専管事項であり、
 市はそれを施策として取り組まない」
との一点張りでしたが、
この後の答弁で、
「8月15日の終戦記念日に、市役所では黙祷をしている」との
(唯一かもしれない)取り組み事例が紹介され、
「取り組まない」訳ではないのだということを
確認することができました。
「ただ、平和願う一国民にすぎない。」
ということが、自然に言える社会を願って活動します。
ありがとうございました。

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