コラム＿ 世の中で生きていくための処方箋 ～「公民」を改めて学ぶ～
2020年6月26日
【コラム⑥／民主政治と選挙。「政治」とは「課題を解決する」こと。】
【コラム⑥】
民主政治と選挙。
「政治」とは「課題を解決する」こと。
コラムの柱となっている
中学３年「公民」教科書のテーマは、
「第３章 現代の民主政治と社会」に
進みます。
ある年娘が
「クラスをどんな風にしたいか」
について
原稿を書いていました。
学級委員に
立候補予定の人に
課された宿題でした。
「大きな声で自己紹介をできた人」
という基準により
多数決挙手で選ばれた
低学年の頃に比べると、
より、民主的に
進化していて、
感心しました。
なぜ、
選挙が必要なのでしょうか。
どうやって、
代表者を決めるのが
いいでしょうか。
じゃんけん？
番号順？
背の順？
走るのが速い順？
指名制？
また、代表者の役割とは？
一人（または少数者）の意見で
決めるのではなく、
みんなで話し合って決めることを
「民主政治」といい、
一人一人が
平等に参加できることで
個人が尊重されており、
そのために
選挙があります。（教科書引用）
また選挙には、
市長や知事のように
一人を選ぶ選挙と、
議員のように
複数を選ぶ選挙があること、
同じ議員であっても、
国・県・市町村のように
３種類に分かれていることなども、
基礎知識のひとつです。
学級委員を決めるときには、
全員参加が
当たり前になっていますが、
大人になって選挙権を得る頃には、
投票率が低いことが
当たり前になっていますね。
今、
コロナウイルスとの闘いの中で、
「最後の砦」は
やはり政府だという心理が
働いていることに気付きます。
私たちの願いや意見は、
政治にどの様に活かされ、
予算・将来性・優先順位から
判断して、
誰がどこで決めるのか？
選挙で選ばれる人には、
「権力」が委ねられ、
その権力を国民のために使うという
「社会契約」が選挙です。
コロナ禍を例にとっても、
立場によって
補償を求める内容が異なるように、
１つの問題に、
様々な意見があり、
対立や争いを解消するための
決まりをつくり、
解決に導くことを
「政治」と呼び、
決める手段として、
「多数決の原理」と
「少数意見の尊重」があります。
（教科書引用）
より多くの方が
納得できるためにと、
社会の一員である
少数意見にも耳を傾け
解決を図る「政治」が、
行われるかどうか。
注目される日々が続きます。
どうぞ、ご自愛ください。
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ママのこころと笑顔の応援団 特定非営利活動法人あっとわん
「あっとわん通信」毎月第4金曜日に発行
「あっとわん」さんは、
＜自立する市民の場づくり＞を
基本的な理念として
活動されているNPO法人です。
かわの ゆみこせんせいに
ご縁をいただいて
2020年1月24日発行版より
コラムの連載が始まりました。
タイトルは、
【 世の中で生きていくための処方箋
～「公民」を改めて学ぶ～ 】
です。
このお話をいただいてから、
中学3年生の教科書
「新しい社会 公民」を
読み込み、
連載という初めての任務に
試行錯誤で取り組んでいます。
改めて手に取ってみて、
素晴らしい教科書に、
感動してしまいました。
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『「公民」とは、
「私（わたくし）」だけを中心にして
社会を観たり考えたりする人ではなく、
地域・日本・世界などの
「公（おおやけ）」から広く社会を見つめ、
社会的な問題を解決しながら、
現在を生きる世代と
将来を生きる世代の
両方の幸福を実現する
「持続可能な社会」づくりに
参画できる人を意味します。』（抜粋要約）
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教科書の冒頭には、
この様に書かれています。
社会のしくみをガッツリ知らなくても
何となく知っているだけでも
生きていけるのですが
知識が増えることで、
出来事の背景や流れがわかり、
解決しやすくなることで
困りごとや違和感が減り
少しでも生きやすくなるのではないかと
考えています。
取扱説明書のイメージで
書いていければと
自分なりに設定しました。
機会があれば
ぜひ手に取っていただき、
共にお付き合いいただければ
嬉しく思います。
精一杯、務めさせていただきます。
どうぞ、よろしくお願い致します。
貴重な機会を授かりましたことに
心から、ありがとうございます。
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