元気日記

4人子育てワーキングママ

2022年5月13日

この人たちの生きづらさは、 少数派というところから派生している

伊是名 夏子さんから
大切な視点への気付きを授かった。

 

Vol.1_
ヤングケアラーへの理解が広がる
「善意」の隣に

 

家族にどこまでケアを望むのか
「頼むことを後ろめたく思う」
気持ちを抱えている事実も
知っておく必要があること。
___

 

例えば
障害者である親にとって。

 

例えば私のような、
多子世帯の親にとって。
___

 

4人子育ての中で、
こどもたちの手を借りて
家事をまわしたり、

 

下のきょうだいのお世話を
上のきょうだいに頼む場面の度に

 

下のきょうだいのケアを
引き受けるのは私たち親に
留めるべきではないのか?

 

上のきょうだいのこれは
「ヤングケアラー」であり、
「可哀そう」なのか?と。

 

自問自答していたからだ。

 

「善意」の照準を
狭い範囲に照らしてしまうと
全体が見えなくなり、

 

構造的、本質的な
「社会の課題」を見失ってしまいがちだ。
___

 

そして、今回、
Vol.2_

 

娘2人も、まさに、この団体さまへ
ヘアドネーションさせていただいた
経験があり、

 

ここまで思い至らなかった。

 

とても理解しやすいご指摘なので
ぜひ、共有させていただきたく。

 

___

 

>この人たちの生きづらさは、

少数派というところから派生している。
自分に責任がないことに対して、
ただただコストを負わされている。

 

ウィッグを買わないといけない、
学校に伝えないといけない、
プールの前には担任に相談しないといけない。

 

「うちの娘、息子は脱毛症です。
ご配慮をお願いします」と
ずっと教師に申し送りをしないといけない。

 

なぜこの人たちが
ずっとこのコストを負わないといけないのか。

 

私たちは、
彼らがウィッグが欲しいから
買っていると思っていますが、
そうでしょうか?

 

ウィッグを買う、
そのコストって一体何への対価なのか。

 

社会の大多数に髪の毛が生えているから、
マジョリティー側の人たちに、
マイノリティの人が
自分を寄せていかなければならない。

 

この社会は非常に歪んでいますよね。

 

ヘアドネーションすらできない人に対して、
その行為自体が、
無意識に彼らに
「髪の毛があることは素晴らしい」という
マウンティングのジャブを打ち続けている。

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