元気日記

2019.2 尾張旭市長選挙へ挑んで

2021年3月3日

【 取材記事/毎日新聞2021.3.3 】

毎日新聞社さまより
3/8国際女性デー2021に寄せての
企画のためにと、
取材をお受けしたのが2月。

 

本日記事になりましたと、
連絡をいただきました。

 

 

世界経済フォーラムが
毎年公表している
「ジェンダーギャップ指数」。

 

経済、政治、教育、健康の
4つの分野のデータから作成され、
0が完全不平等、1が完全平等を
示している数値の
2020年の日本の総合スコアは0.652。
順位は153か国中121位
(前回は149か国中110位)でした。

 

政治分野における女性の参画状況が
話題に上る時、
国会議員数・地方議会議員数などが
話題になる中、
この記事は『女性首長』をテーマに
取材を通して
考察されています。

 

『2019年に挑んだ市長選挙について』
聞きたいと連絡をいただき、
必然的に『敗因』を語ることを
自覚します。

 

自分の経験が誰かの役に立つならば、
喜んでお受けしたいと思いますし、
一方で、
私なりに気をつけていることは、
以下2点です。

 

●「勝因」という
ポジティブな推測ではなく、
「敗因」という
ネガティブな背景であるという自覚に
基づいた謙虚な視点。

 

●「ジェンダー」を切り口に
ご依頼いただいたという事実について
「女性候補」であったことが
作用したのかどうかという、
社会の価値観とのミスマッチングから
社会の課題を読み解く一助となりたい

 

一方で、
自分の個人的な力不足による部分が
絶対的に存在することを
混同しないようにお伝えすること。

 

です。

 

「大人の公民」講座を展開しながら
お伝えしている中で、
選挙の種類(政治家の分類)には、
6種類あることにも触れています。

 

「女性政治家」として
まとめて語られていた時代から、
議員の中にも
・国会議員・地方議員
それぞれがあり、

 

また、
・議員なのか・首長なのか
によっても
有権者の期待するイメージが
異なることなど、
政治のステージごとに分類して
課題考察される時代へと
移ろいを感じました。

 

これまで
地方議員というステージで、
「女性議員」の中でも
「若手・子育て世代」の議員が
少ない現状もあり、
出産議員ネットワークでの活動が
そこへのアップローチにもなってきました。

 

「女性候補者」にも、
いろいろなライフステージがあり、
それらを背景に視て
社会の目線もステレオタイプもバイアスも
生じ得るのだと思います。

 

今回の取材を通して
自分の経験の棚卸しの膨大な体験の中から
記者さんの新鮮な感性によって
焦点を当てていただいた部分が
記事となりました。

 

それら様々な要因にも勝る、
「託すに足る信頼」を
市民の皆さまとの間に
築けたときに、
実現したい政策にも
近付けるのだと
改めて刻んでいます。

 

記事のまとめの
専門家の方々の指摘にも
学びが多く、
肌感覚が言語化されて
クリアになります。

 

偶然にも
ひなまつりの今日、
改めて、
「自分の人生を自己決定して生きていいのだ」と
すべての女子が
(...と、象徴的に書きたいところですが)
性別によらず、ひとり一人が
夢を追える時代へ。
道を切り拓いていきたいと刻みます。

 

貴重な機会を授かり、
ありがとうございました。

元気日記一覧へ