コラム_ 世の中で生きていくための処方箋 ~「公民」を改めて学ぶ~
2020年12月18日
【 コラム⑫ 『消費』×『納税』/ベストミックスでつくる社会。】
【 コラム⑫】
「経済的だ」という言葉のように、
「市場(=売買の場)経済」では、
「需要=買いたい量」と
「供給=売りたい量」の
バランスにより価格が決まり、
資源が無駄なく利用されるなど、
合理的・効率的です。
また、
貨幣(通貨)の単位を用いた
「価格」という共通基準によって、
物々交換ではなく、
さまざまな価値の交換を
可能にしています。
この様に、
「需要のあるもの」が
「買われること」によって
世に残っていくため、
「消費すること」は、
「価値あるもの」を選ぶ
投票であるとも言えます。
一方で、
それら競争原理によって
価格が大きく変動すると
生活への影響が大きい
「電気・ガス・水道」などは、
国や都道府県市区町村によって
「公共料金」として
価格が決められたり
認可されたりしています。
そして、
働いた給料のすべてを
『消費』に使えるわけではなく、
『納税』によっても
社会をつくっています。
税には、
所得税・住民税・自動車税
・固定資産税などのような
「直接(納める)税」と、
消費税・たばこ税
・入湯税などのように
買い物(消費)の際に
事業者を通じて納めている
「間接税」があります。
「直接税」の多くは、
「公正」の観点から
多く稼ぐほど多く納める
「累進性」を用いた
所得の再分配機能がありますが、
「間接税」は
所得に関係なく一律のため
「逆進性」があり、
それぞれ
うまく組み合わせる必要があります。
納税先は
「国・都道府県・市町村」と
3層に分かれており、
税の使い道はそれぞれ
「国会・都道府県議会・市町村議会」で
議決を経て執行されているため、
「選挙」が
「暮らしたい社会を選ぶこと」に
繋がっています。
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ママのこころと笑顔の応援団 特定非営利活動法人あっとわん
「あっとわん通信」毎月第4金曜日に発行
「あっとわん」さんは、
<自立する市民の場づくり>を
基本的な理念として
活動されているNPO法人です。
かわの ゆみこせんせいに
ご縁をいただいて
2020年1月24日発行版より
コラムの連載が始まりました。
タイトルは、
【 世の中で生きていくための処方箋
~「公民」を改めて学ぶ~ 】
です。
このお話をいただいてから、
中学3年生の教科書
「新しい社会 公民」を
読み込み、
連載という初めての任務に
試行錯誤で取り組んでいます。
改めて手に取ってみて、
素晴らしい教科書に、
感動してしまいました。
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『「公民」とは、
「私(わたくし)」だけを中心にして
社会を観たり考えたりする人ではなく、
地域・日本・世界などの
「公(おおやけ)」から広く社会を見つめ、
社会的な問題を解決しながら、
現在を生きる世代と
将来を生きる世代の
両方の幸福を実現する
「持続可能な社会」づくりに
参画できる人を意味します。』(抜粋要約)
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教科書の冒頭には、
この様に書かれています。
社会のしくみをガッツリ知らなくても
何となく知っているだけでも
生きていけるのですが
知識が増えることで、
出来事の背景や流れがわかり、
解決しやすくなることで
困りごとや違和感が減り
少しでも生きやすくなるのではないかと
考えています。
取扱説明書のイメージで
書いていければと
自分なりに設定しました。
機会があれば
ぜひ手に取っていただき、
共にお付き合いいただければ
嬉しく思います。
精一杯、務めさせていただきます。
どうぞ、よろしくお願い致します。
貴重な機会を授かりましたことに
心から、ありがとうございます。
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●〇あっとわん通信〇●
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(高蔵寺ふれあいセンター、西部ふれあいセンター、南部ふれあいセンター、味美ふれあいセンター)
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