コラム_ 世の中で生きていくための処方箋 ~「公民」を改めて学ぶ~
2020年4月24日
【コラム④/「決めるチカラ」。子どもの「自立」と国民の「主権」について】
【コラム④】
*「決めるチカラ」。*
~子どもの「自立」と国民の「主権」について~
コロナ対策により、
我が家でも、いつも以上に
子どもと過ごす時間が長く、
濃厚接触の日々。
「お母さん、○○していい?」と
許可を求める質問のシャワーに、
自身の子育てを振り返る機会となっています。
トイレに行く時は、
「行っていい?」と聞かないよね。
ゲームをしたい時は、
「してもいい?」と聞くよね。
その違いは、なあに?
「自分で決めること」と
「相談して決めること」の
境界線を意識して、
自分で判断できるように促す場面は、
忍耐が必要だなと感じます。
境界線が移行し、
子どもが決める領域が増えていき、
いずれは、
すべてを自分で判断して
生きてゆく日が来るまで。
社会では、
自分で決める範囲の最重要領域は、
その人の人権に関わる部分であり、
その自由度が社会の寛容や
成熟度合を表すことにもなります。
政治権力は強大で、
時には国民の自由を縛ることができるため、
誰が権力者(政治家=人)になったかで
左右されることなく
「法」の支配に基づき、
「憲法」によって政治権力を制限する
という考え方を「立憲主義」といいます。
(教科書のおさらい)
現在日本では、
「国民主権」が日本国憲法で明確に保障されており、
コロナ対策の場面でも、
初期段階で「禁止・命令」ではなく、
「要請」と表現されたのは、
国民主権や基本的人権が最大限尊重されている結果です。
社会の中で自立し、
その一員として主体的に生きる力
(「主権」=「決める権利」)を
確かなものにするためには、
積極的な政治参加が欠かせないため、
文部科学省は「主権者教育」を推進しています。
家庭→社会へと
フレームを拡げても共通している
「決めるチカラ」を育むことで、
自分の人生の主人公として世界を見られる
スキルとなっていきますように。
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ママのこころと笑顔の応援団 特定非営利活動法人あっとわん
「あっとわん通信」毎月第4金曜日に発行
「あっとわん」さんは、
<自立する市民の場づくり>を
基本的な理念として
活動されているNPO法人です。
かわの ゆみこせんせいに
ご縁をいただいて
2020年1月24日発行版より
コラムの連載が始まりました。
タイトルは、
【 世の中で生きていくための処方箋
~「公民」を改めて学ぶ~ 】
です。
このお話をいただいてから、
中学3年生の教科書
「新しい社会 公民」を
読み込み、
連載という初めての任務に
試行錯誤で取り組んでいます。
改めて手に取ってみて、
素晴らしい教科書に、
感動してしまいました。
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『「公民」とは、
「私(わたくし)」だけを中心にして
社会を観たり考えたりする人ではなく、
地域・日本・世界などの
「公(おおやけ)」から広く社会を見つめ、
社会的な問題を解決しながら、
現在を生きる世代と
将来を生きる世代の
両方の幸福を実現する
「持続可能な社会」づくりに
参画できる人を意味します。』(抜粋要約)
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教科書の冒頭には、
この様に書かれています。
社会のしくみをガッツリ知らなくても
何となく知っているだけでも
生きていけるのですが
知識が増えることで、
出来事の背景や流れがわかり、
解決しやすくなることで
困りごとや違和感が減り
少しでも生きやすくなるのではないかと
考えています。
取扱説明書のイメージで
書いていければと
自分なりに設定しました。
機会があれば
ぜひ手に取っていただき、
共にお付き合いいただければ
嬉しく思います。
精一杯、務めさせていただきます。
どうぞ、よろしくお願い致します。
貴重な機会を授かりましたことに
心から、ありがとうございます。
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●〇あっとわん通信〇●
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