元気日記
2013年7月19日
参議院議員選挙に寄せて☆7月21日(日)投開票
参議院議員選挙に寄せて
●一票が尊いということ
10年前、26歳で尾張旭市議会へ
送っていただきました。
地方政治の一端を担う機会をいただいて、
当時胸に熱く思っていたことは
政治不信をふっとばして、
政治のバトンを次の世代につないでいきたい
という想いでした。
私のおばあちゃんは、
戦中戦後を生き
戦後、女性に参政権を得たことの尊さや
一度も棄権しないできたことを
母を通じて私に教えてくれました。
今の自分の幸せや当たり前の日常は、
それが当たり前ではない時代があって
その時代の人たちが獲得してくれて
今の自分たちへ手渡してくれたものだということ。
「インディアン」は
重要なことは7代先のことを考えて決める
と聞きました。
孫の孫の孫の子どもの代まで先です。
私の、祖父母の祖父母の祖父母の親の代から
プレゼントされた「今」に
無関心で居るわけにはいかない。
その想いは、
いつも、どんな選挙のときにも
わたしの胸を熱くします。
すべての人が、
それがたとえ白票であっても、
投票に行ってもらえるような、
信頼されて、希望を、期待を持ってもらえる
「政治」を実現すること。
その担い手の一人になりたいと
強く思っています。
●生きるとは選びとること
母は、消費者運動に熱心でした。
学校給食の大型化のもたらす
合理性と引き換えに失うもの。
合成洗剤の流れた先に身近な自然や
地球規模の環境がどうなるのか。
せっけんと界面活性剤、食品添加物。
放射能、核、原子力。
基地と沖縄と平和と貧困と差別と。
私が寂しい思いをしないことよりも
私の身の回りや将来に
どのような社会を残せるのかに
熱心でいました。
その後ろ姿に
消費者教育、人権意識、平和の問題。
数々の教えがありました。
そして、先日、尾張旭市議会で
学校給食に使用している
食肉の飼料となっている穀物は
遺伝子組み換えのものも使用している
との、市の答弁に衝撃を受けました。
子どもをおなかに授かったとき
自分以外の存在に責任を持つという
新しい立ち位置に置かれた私は、
単なる「知識としての食の安全」との意識から
「実際に我が子の体をつくる私の食事」への関心に
変わりました。
豆腐や納豆など、
直接の加工品であれば
「遺伝子組み換えではない」という
表示に頼ることができるけれど、
それがエサや原料となっている場合、
追跡(トレーサビリティー)できることって
なかなか難しい。
TPPの問題は、
これらの食品や飼料がどんどん入ってくるということ
益々、選びとる側の消費者である私たちの
「選ぶ」作業が複雑になること。
予算を理由に、選びたくないものを
自治体が選ばざるを得ない時代が
来るかもしれないこと。
基地のある町では
自分がレイプされる危険よりも
我が子がレイプされるかもしれないという不安を
一生抱えて生きていく母の気持ちがわかりますかと
問われるという。
自分の身を守ることも難しいけれど、
我が子を守ることはもっと難しい。
選挙は英語でElection
Sを頭につければ「選ぶ」ということ
私たちは、
いつも、毎日、選びとって
今があるから。
明るい日と書く「明日」という
未来も、選びとって生きたい。
●パートナーとの会話で
彼も、「政治は誰がやっても一緒だ」といいます。
でも、その心は、
候補者や政治家の
言葉が届かないのだということに
対する不満というか、
届く言葉を欲する気持ちでもあります。
TVの向こうで
ある党が「国防軍」をつくりたいから
憲法を変えたいといっていることに対して
『危ないな。
「俺らは軍隊作ったぞ!領海入ったら撃つぞ!」って
○○国とかにいいたいんだろう。』といいました。
『負けて反省踏まえてつくった憲法だから
残さないかん』といいました。
彼は、自分の意見があるのに、
同じ主張の人を熱狂的に応援するわけでもなく。
その理由は、政治家は
こんな風に話し言葉で
誤解を招くかもしれない表現を使って
話せないから、
有権者に届いてないのかもしれない
と思いました。
私が、敢えて、
『では、やられたらどうするの?と、彼らは云うんだよ。』
と、聞いてみると、
『結局、戦争をしたいかしたくないかの違いだよ』と。
戦争をしたい人は、したい方へ話を組み立てるし、
したくない人は、しないためにどうするかを考える。
なるほど。
私は、戦争したくない。
しないためにどうするかを考える
この立場で居ていいんだと。
改めて思うことができました。
●この度の参院選で
私の注目している政策は
・TPPに反対していることであり、
・原発反対の上で、既存の核のごみの処理も含めて
未来への責任を語っていることであり、
・憲法を守ろうとすることを通して
戦争によって人を殺さない国を
貫こうとしていることであり、
・人権意識に敏感であることです。
その上で、
政治は調整のアートだと認識して
現実的に対策対応してくれている「政治力」のある
「谷岡くにこ」さんという政治家を
尊敬し、彼女たちが
3.11後に自分たちの手でつくった
「みどりの風」という政党に
期待をこめています。
政治が身近で、
私たちの暮らしの応援をしてくれる
希望と期待と信頼を寄せられる
存在に変えるために、
皆さまのご理解とご支援を
心からお願い申し上げます。
いつも、
私、大島もえの活動に
あたたかく深く柔らかな視線を注いでくださる
皆さまに
心から感謝申し上げます。
日ごろのご理解とご支援に加え
ここまで読んでくださったこと
ありがとうございます。