元気日記
2007年5月27日
アウェイで届くことば☆
佐高 信さんの講演を聞きました。
『九条の会・尾張旭』一周年のつどいに併せた企画です。
1,000人のホールにいっぱいの人に聞いてほしいという
主催者の願いと、出席カウントで眠れない夜を過ごしたという
主催者の苦悩の日々が、報われ、
800人の人がおいでくださいました。
そして、
講演の内容も、最高で、
私も支援者の方々と参りましたが、
「500円では安かったね」との感想に心から嬉しく思いました。
たくさんのヒアリングメモがありますが、
(希望する方は、お声掛けください。(笑))
ひとつお披露目すると、
「awayで届く言葉を鍛える」
という趣旨のお話がありました。
私は、もともと護憲政党に属していましたし、
今でも、護憲の想いは変わりません。
けれども、
例えば、5月3日の憲法記念日の宣伝活動とか、
集会とか、
自分たちが語る内容に耳を傾けてくれる人は、
既に「護憲」の立場の人が多いのです。
それは、サッカーの試合で言えば、
「home」でうなずきあっている
という状況で、
これから、憲法を変えようという
流れに闘っていくには、
変えようという、9条を邪魔だと思っている、
24条を邪魔だと思っている人たち、
つまり
「away」で届く言葉を鍛えなければならないという
お話でした。
日頃感じていた事を、
とてもスマートにお話されて、
とっても清々しい気持ちになりました。
また、
私は、その話で例えるなら、
試合会場に足を運ばない
もしくは、
試合の結果に興味がない人にも、
どうやって関心を持ってもらうか
という部分にも関心があります。
実はそんな想いも、
政党を離れた理由の一つです。
耳を傾けてもらうには、
どちらかのチームに属していた方がいいのか、
それとも、
まずは試合を見に行こうよ!という点で
アプローチをした方がいいのか。
私の選択は、
ある人によっては卑怯に見えるかもしれませんが、
「ところであなたはどこのチームのファンなの?」
聞かれる様になるまでに
相手との話の距離や温度が近づいてから、
隠すことなくきちんと
伝えるというものです。
わたしのこの考えは、
異なる点から知り合っていくのではなく、
意見の同じ部分から知り合っていって
話す土俵を作った上で、
異なる部分についても話しを展開していく
という感じです。
ウムム。
うまく言えませんが。。。
さて、
戻って、
「away」で届く言葉、
これは、やはり、勉強しかないなあと思います。
たくさんの情報や事実を以てしてこそ
ピンと話に筋が通り、
想いが乗っかるのでしょう。
今日の講演は、
たくさんのモノを与えてくれました。
中でも、
やはり、この仕事を志した原点は
ココにあったと、
改めて立ち返り、思い返し、
意欲を何倍にも膨らましてくれた時間でした。
帰りに佐高さんから、
当選祝いにと、
「護憲派の一分」(角川Oneテーマ21という文庫シリーズ)
にサインを記して贈呈いただきました。
母が衆議院議員時代に、
何度か佐高さんの講義を受けたという
ご縁と、
九条の会・尾張旭の皆さんが
私を佐高さんに紹介してくださった
ご配慮によるプレゼントです。
地方政治の一端を担うチャンスをいただいた者として、
まずは6月議会、議場で
今日得たことの真理を
表現できればと思います。
暮らしの中に、政治がある。憲法がある。
この事を、市民のみなさまの
「実感」として感じてもらえるような
活動をしていきたいと、
決意を新たにした一日でした。
主催者の皆さま、
今日のこの企画、
素晴らしい時間をつくってくださったこと、
集客に心砕かれたたくさんのご苦労に、
心から、心から、感謝申し上げます。
ありがとうございました。