元気日記

元気日記

2006年8月27日

パワー全開☆

9月議会の一般質問の通告期間は、今日の9時から明後日30日の正午までです。
個人質問は、ひとつの項目につき質問は3回まで(再質問は2回までという意味。)しかできないというルールで、質問と答弁の時間を含めて持ち時間90分です。
これまで、毎議会ごとに個人質問をしてきましたが、7項目もやったときもあれば、3項目でも70分以上掛かった事もあり、これらの経験の中で、一度の議会の中で大体3項目に絞ったほうが私の力量の中では集中できるかもしれないと考えるようになりました。(小さな項目は多少プラスする事もありますが。)
議会は3ヶ月ごとに行われるため、
●その間に市民の皆さんから寄せていただいた課題
●国の法改正などの影響で市町村も条例改正などを経て現場に大きな変化が見込まれる課題
●以前から課題としては存在するが、自分の思うまちづくりに近づけたい思いのある課題(普遍的なテーマ)
という柱で3項目を組み立ててみようと思っています。
通告期間は2日半ありますが、提出順が質問順になるので、以前は、通告開始と同時に1番を競って提出しに行っていました。
今回は、3つに絞るために、週末に配布された議案などを精読しながら検討したいと思っています。
☆脳性まひの子どもの現状を知って欲しいと連絡をいただき、お会いする機会をいただきました。
私は、一冊の絵本を思い出しました。
「はせがわくんきらいや」というタイトルだったと思います。
私が幼少の頃、両親は、仕事以外の時間は障害者の介助ボランティアをしていました。
今でこそ、障害を持った人に対して、法律でも「支援」費制度と呼ばれるように、主体はその人にあり、周りの人は「支える」立場であり、主体者である障害を持った方の意思が尊重されるという定義が定着していますが、当時は、「措置」制度として、彼らに主体はなく、措置する側の論理で障害を持った方の処遇が決められるような時代背景でした。
施設で生活する障害者の方は、介助する側の論理で介助に合理的なように、例えば、女性は生理が来ないようにされたりといったことも行われていたと聞いています。
「障害者も、まちにでよう」といって、施設ではなく、自分で住居を借りて暮らしていく運動の中で、両親は、交互に介助ボランティアをしていました。住居を借りることも、保証人の問題など、容易ではなかったと聞いています。
障害を持った人の人格、人権を尊重する事は、彼らのしたい事をしたいようにできることのサポートをする事だと教えられました。
価値のある命、価値のない命といった選別はない。
資本主義社会で生産性というものさしだけで人は計れないということ。
当たり前の事のようだけれど、その事が当たり前でなく、努力しないと手にできない社会があるということ。
両親の後ろ姿から学んだ事は、私の中の大きな柱になっています。
政治の絶対に譲れない政策分野は、福祉を充実させるという事。
そして、差別とか平和とか、人の尊厳という事の意味を子どもの頃から教育場面で伝えていく事の大切さ。人の育つ過程に予算を使う事は、何よりも意味のある投資的経費であること。
それらが健全な社会の条件であると、今でも思っています。
収入の得にくい彼らが、サービス利用料の一割を自己負担として支払うという、障害者自立支援法の施行で、法の理念はいいけれど、制度矛盾で多くの方が支援の量を減らさなければ経済的に成り立っていかない状況がうまれている。
行財政の危機であっても、かれらの生存権に関わる支援サービスのためには、優先的に予算を確保するようなそんな政治を求めていきたいと思います。
☆かけこみ110番・どこでもステーション、モデル事業について学習しました。
☆モエのまちづくり提案について、課題整理の方法を人生の先輩からレクチャーして頂く機会を得ました。
議会前は、夏休み終了間際の子どもたちと同じように、何かに追われる心境でもあり、一方で、この間に収集したり受信してきた課題に対して集中的に考えをまとめる作業に取り組むという、緊張感のある時間でもあります。
3ヶ月のサイクルの中で、一番オフィシャルな自分になる時間。
パワー全開で頑張ります☆

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