元気日記

元気日記

2006年4月22日

どうだん亭☆障害者自立支援法

いいお天気の土曜日でした☆
尾張旭市には、どうだんつつじのきれいな古民家「満天星亭(どうだんてい)」があり、春と秋に2週間づつ一般公開しています。
普段は、一時間350円で貸室としても楽しめます。
今日明日と、観光協会で出店を企画していたので、2時間ほどお手伝いに参加してきました。
準備を含め、他のメンバーの方は、本当にご苦労様なところ、私はちょっぴり雰囲気を楽しんだ程度で申し訳なかったのですが、これからどんな文化活動を展開していきたいかなど、個別にお話は弾みました。
名古屋など近隣からお出かけの方、毎年リピーターの方など、訪問者の方々と会話しながら交流を楽しみました。
午後は、尾張旭のNPO「障害者とともに生きる会」主催の「障害者自立支援法」についての講演会に参加。
精神障害者の法的な歴史をたどり、「病者」として差別されてきた時代と「障害者」として福祉の対象となってまだ数年という事実を整理しました。
そして、自立支援法の意義と、逆に、多くの障害当事者から反対されている点など、両面から課題を見る事ができました。
会場に市の福祉課の職員の方が複数お見えだった事が、わたしにとってはどんなにも心強く思えました。
私は、両親が学生時代から障害者の介助ボランティアなど市民運動をしていたので、小さい頃はよく車椅子のひざに乗せてもらったり、遊んでもらっていました。
歩けるようになると、自分が車椅子を押すと言い出し、一生懸命背伸びしていた事は覚えています。早く一人前になりたかったような。
その頃障害者は、「施設」や「病院」に「収容」されていたような形で、ひとり暮らしや、「地域でくらす」ことはほとんど無かった時代でした。
「障害者も街に出よう」を合言葉に、彼らの暮らしをサポートするボランティアをしていた母からよく、彼らの「したいように生活する」事をサポートするのだから、味付けも、生活のサイクルも、ペースも、サポートする側の都合を押し付けてはならないのだということを教えられました。
ココに、「自立支援」の精神があるのだなあと、つくづく、今、思い知っています。
このNPO「障害者とともに生きる会」の設立趣意書には、『「愛情」の反対は、「憎しみ」ではなく、「無関心」だ』というマザーテレサの言葉を引用してあります。
障害者もまた、一市民として未来に希望を持ちながら生きていける尾張旭の社会であるように、私も、関心のある皆さんとともに歩めるように努力したいと思います。

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