元気日記

元気日記

2004年5月3日

久しぶりのおばあちゃん孝行!?

今日は、憲法記念日。
毎年、社民党愛知県連合は名古屋市栄の噴水前で街宣をし、護憲の党として、憲法記念日を市民の皆さんにアピールする。
母が現職のころから4年間、党の行事には、公務以外は最優先で参加してきた。
『今年は憲法56歳の誕生日です。私たちが、この空の下、休日を、危険も無く買い物やレジャーに出かけられるのは、憲法があるからです。』とマイクを握った昨年を思い出す。
私の議会報告(ニュースレター)には、毎回、『憲法を暮らしに生かして。。。』コーナーがある。
戦後生まれの私が憲法を読み解いていく過程を、同じ戦後生まれ世代の皆さんと共有できたらいいなあとの思いをこめて。
今年は母が充電中の為、やっと親族での家族会議を持つ為に、静岡県富士宮市の祖母のところへ帰省した。
86歳のおばあちゃんは、昨年の4月、2週間母の家に滞在し、私の選挙に応援に来てくれた。所々では、マイクを握って応援演説もしてくれた。
一日おきに応援に出かけてくれた、元気だと思っていたおばあちゃんも、この4月から、介護保険制度のお世話になることになった。
週2回のデイサービスに通うおばあちゃんの今後を考えた。
今日は、おばあちゃんのお世話になっている通所施設にあいさつに出かけた。
要介護度から、在宅支援しか受けられないはずのおばあちゃん。
施設長の話によると、この施設は、デイサービスのみで、在宅同様の所であると。
サービス内容に応じて点数を基に月々の介護保険自己負担分1割が請求され、年金の口座から引き落とされる。
母の経験としては、まさに、2000年の国会で法案が通った制度であり、そのサービスをいよいよ母が受けていることはどのような思いであったろうか。
私にとっては、とてもとてもとても貴重な経験となった。
制度を具体的に理解することができた。
「友達に会えるから」と喜んで通うおばあちゃんの姿を見て、介護サービスが供給しているものは、身体的なケアだけではないのだなあと実感した。
大勢の人の中、おばあちゃんが、人として、尊厳をもってケアされているかどうか。
ついつい、心の視線は厳しくなってしまいました。

元気日記一覧へ